東京理科大学
お知らせ News Interview
Menu

永田 明久

経 歴

  • 自治医科大学大学院医学研究科 卒業(博士〔医学〕)
  • 慶應義塾大学大学院法務研究科 卒業(法務博士)
  • 東京理科大学 工学部 夜間主コース
  • 現職: 合同会社ALVINEIZ代表社員で産業医・労働衛生コンサルタントとして勤務



私は精神科医として病院に勤務する中で、火災が起きた際に患者をどのように安全に避難させるかという課題を、身近な問題として感じていました。精神科病院では、病状により行動範囲が制限されている者や、身体機能・認知機能の低下により自力避難が難しい者もいるため、一般的な建物とは異なる視点で避難を考える必要があります。そこで、医療現場での経験を建築学や火災安全の知識と結びつけ、実際の病院で役立つ対策を提案したいと考え、このテーマに取り組みました。

研究では、病院職員への意識調査や避難安全計画の検討を通じ、避難訓練のあり方や避難経路の改善について考察しました。論文を完成させたときは、臨床現場で感じていた問題を研究として整理し、形にできたことに大きな達成感がありました。同時に、安全の実現には医療・建築・防災など複数の専門領域をつなぐことが重要だと学びました。光栄なことに水野先生をはじめとして諸先生方の助言もあり築理会賞・日本建築学会優秀卒業論文賞を受賞することができました。今後も安心して過ごせる医療環境づくりに多方面から貢献していきたいと考えています。

https://www.aij.or.jp/jpn/sotsuron/pdf/sotu2025.pdf