柳内 和子
経 歴
- アメリカ短大卒業後、日本に帰国し成田空港で勤務。その後外資系ホテル2社にて勤務し、2004年より㈱グリーンホスピタリティーマネジメントに入社。
- ホテル総支配人やホテル開発部長を経て、常務執行役員として勤務。
- 2005年 エコラボ奨学金プログラム受賞にて米国コーネル大学PDPコースを受講
- 2021年4月 東京理科大建築学科社会人コースに入学し社会人大学生となる。
- 2021年6月~2024年6月 までオリオンビール株式会社常務執行役員兼オリオンホテル株式会社代表取締役
- 2023年3月 東京理科大学工学部建築学科夜間主社会人コース 卒業
ホテルという空間における人とのつながりに魅力を感じ、ホテル業界で仕事をして数十年が経過し、もっと良いホテルを創るために、運営だけではなくホテルを設計・建築してくださる方々の考えをもっと理解できるようになりたいと考え、建築を学ぶ方法を探していた時に東京理科大の社会人コースを見つけました。建築の第一線で活躍されている経験豊富な講師陣が多い、夜間・週末授業、最短3年間で学士取得可能が魅力と感じ、受験・入学を致しました。
1年目は仕事と大学を両立して続けていくことを目標に、目の前にあるもの一つずつひたすら取り組み、2年目は模型や設計図の課題をする時間確保に苦戦をしながらも、何とか提出を繰り返し進級。3年目の卒業研究ではなかなかテーマを決めることが出来ず、赴任先の沖縄からリモートによるゼミに参加でアドバイスを頂き、最終段階ではこのままでは間に合わないと毎月数回は直接指導や相談ができるよう大学に通い、同じ社会人の同級生や先生方に支えられながらモチベーションを維持し、卒業まで辿り着くことができたと大変感謝しております。
授業内容は入学時の期待通りの講師陣による演習・講義で構成されており、実務において参考になる事項や情報を習得することもでき、社会人コースの良さを感じました。他方、一般教養科目は現役理科大生とともに受講することで、世代を超えたコミュニケーションから真剣に取り組む姿勢や柔軟に物事を考えるなど基本の大切さを再認識するきっかけとなりました。
社会人と学生の両立は大変でしたが、限られた時間を有効活用しようと仕事も大学のどちらも集中した社会人大学生の経験は価値ある非常に充実した時間となりました。そして卒業の達成感はまた新しいことに挑戦してみようという意欲につながっています。また理科大建築を通してつながった人脈は仕事上でもつながることがあり、有難く感じております。これからも建築に関わる人々の想いを継承し、建物を中心に人々の笑顔があふれるような施設運営を行うことで、地域社会に少しでも貢献することが出来ればと考えております。